knqyf263's blog

自分のためのメモとして残しておくためのブログ。

Vuls開発において重要なこと

Vuls Advent Calendar 2017 - Qiita の7日目の記事です。 前回ブログ更新していくって言ったのに一回で飽きてたので、結局ブログには久々に書きます。

Vulsの生誕について

Vulsはサウナおじさんが開発しました。 元々はネパールで修行したのがきっかけですが、その開発を支えていたのは他でもないサウナです。 また、コミッターである自分も実は昔からサウナ好きであり、Vuls開発においていかに重要であるかが分かるかと思います。 ということで、サウナについて書きます。

湯らっくす

ちょうど先週末に熊本に出張で行っていたのですが、出発前日に以下の記事を目にしました。

sauna-ikitai.com

これは行くしかない...ということで、行ってきました。
結論から言うと最高でした。サウナだけに限らず、施設全体が非常にくつろげるようになっていました。

古くからあるサウナ

熊本に住んでいる人に「明日湯らっくす行こうと思ってるんですよ〜」と話したところ、「え、あんなところ行きたいの?!」と言われました。
聞いたところ、湯らっくす自体は相当昔からあるようです。
どうやらオープンは何十年も前らしいです。

地元の人に聞くと大体知っている感じで、昔ながらの銭湯だと言っていました。
2017年7月にリニューアルして今は綺麗らしいと伝えたら驚いていましたし、リニューアルを知っている人は殆どいませんでした。地元の人は逆にそんな感じかもしれませんね。

外観

ということで早速行ってきました。
熊本駅から徒歩5分かと思っていたら、車で5分だったので歩くのは諦めてタクシーに乗りました。

到着したので写真撮りました。 こういうセンスが無いので雑な写真ですが、リニューアル直後なこともあって非常に非常に綺麗でした。

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よく分からないけど凄そうなオブジェもありました。 f:id:knqyf263:20171207224041p:plain

入り口

サ道のポスターが貼ってあり、サウナ推しな感じが伝わってきます。 f:id:knqyf263:20171207224157p:plain

券売機

最初に券売機でお金を払います。
ここで重要なことなのですが、1Fと2Fで料金が異なります。
1Fは590円なのですが、2Fは1300円になっています。

1F分だけ払うと温泉やサウナは楽しめますが、2Fに行くことは出来ません。2Fは漫画が置いてあったり横になれる場所があったり、休憩できるようになっています。2F料金には1F料金が含まれるので、1300円払えば温泉・サウナと休憩所全て楽しめます。

1F料金だけ払って中へ

あまり時間もないし1Fだけで良いかと思って入ったところ、超綺麗という感じでもなく昔ながらの銭湯っぽい感じでした。

とりあえず先にトイレでも行くか、と思ってトイレに入ったのですがウォシュレットのところに「リズム(2度押し)」と書いてあったのが衝撃的だったので思わず写真を取りました。 f:id:knqyf263:20171207230615p:plain

タオルがない

トイレから出て温泉に入ろうとしたところ、タオルがないことに気づきました。
普段行くスパはタオル代も含んでいたので油断していたのですが、タオルは別料金でした。
仕方ないので一度受付に戻って200円ほど払いフェイスタオルを買いました。
これから行かれる方はタオルの持参をおすすめします。

サウナ

湯らっくすにはサウナが3つあります。 - 「アウフグースサウナ」 - 「備長炭蒸風呂」 - 「メディテーションサウナ」

温泉の中なので写真はないですが、公式サイトを見て頂ければ雰囲気はつかめると思います。

熊本市のサウナ | 湯らっくす

アウフグースサウナ

1時間に1回アウフグース・イベントをやっています。

毎日12時〜翌1時まで、1時間ごとに、サウナ内でアウフグース・イベントを開催

ということで自分も座る時に使うタオルを取り、アウフグースサウナに入ってみました。 中はかなり広く、3段になっています。
温度計がなかったのですが、中は丁度よい温度でした。 熱すぎず何分でも入っていられる感じで、気づいたら汗が吹き出していました。

注意なのですが、時間によっては非常に人気で中は満員になっている時があります。 自分が入った時は丁度満席で、ぎゅうぎゅうのところに座りました。 これは実際結構きつくて、知らないおじさんと汗を擦り合う感じになります。 一旦出たあと少し温泉に入って戻ったところ、誰もいなくなっていました。 時間をずらせば広い部屋にゆったり入れてとても快適なので、満員なら少し温泉でも入りましょう。

メディテーションサウナ

これは男性専用のようですが、セルフロウリュ可能なサウナです。 ストーブもフィンランドから直接取り寄せているらしく、随所随所にこだわりが感じられます。 照明もデザイナーが手掛けただけあってオシャレ空間になっています。

他の人がストーブに水をかけると一気にもわ〜っときて気持ちよかったです。 ただ、あまり長く入っているのは辛いかもしれません。

備長炭蒸風呂

床下から蒸気が上がってきて蒸されます。 真ん中に塩が大量においてあり、最初何に使うのか分からず様子をうかがっていたところ、おじさんたちが大量に体に塗っていたので自分も塗りたくりました。染み入る感じでやみつきになります。

水風呂

自分はそこまで水風呂にこだわりがないのですが、湯らっくすの水風呂は最高でした。
何と天然水かけ流しらしいです。
水温も超低いです。入った瞬間死ぬ...って思うぐらいの冷たさで気持ちよかったです。
何か顔も寒くて息も白くなってて何でだ?と思ったのですが、湯らっくすの温泉は露天風呂と扉などなく直結しており、実質水風呂も外にあるような感じになってます。
なので外で水風呂入りたいと思っていた人にはおすすめです。

驚いたのは、「湯らっくすの水風呂は水をオーバーフローさせまくっているので、かけ湯してから入れば頭からOK」とサウナに書いてあることです。少し汚れてもすぐ新しい水と入れ変わるということのようです。

そしてそれを促すかのように水風呂の水深が深いです。 どのぐらいか忘れましたが、1.3mぐらいある気がします。 なので自分も遠慮なく頭まで入り、出た時にはふらっふらになってました。

ウォーターサーバー

サウナと水風呂を繰り返したあとは水をがぶ飲みしたくなると思いますが、中が必要です。 湯らっくすの紙コップは死ぬほど小さいです。3杯ぐらい飲んで1杯になるかならないか、ぐらいです。なので限界ぐらいまで我慢してからウォーターサーバーに行くと無限に占領することになります。こまめに水を摂取することをおすすめします。

そして2Fへ

これだけ整うとゆっくりゴロゴロして漫画でも読みたくなります。
1Fの料金しか払ってませんでしたが、2Fにも入れないか聞いてみました。 プラスで1300円は辛いな〜と思ったのですが、店員さんが優しく差分だけでOKとのことでした。

そして2Fに行こうとすると、途中にも温泉の入口がありました。 違う温泉なのかな?と思ったのですが、店員さんに聞いたところタオルが使い放題らしいです。
なんてこった...買っちまった... という気持ちになったので、先程タオル持参をオススメと言いましたが、ケチらずに最初から1300円払いましょう。

2Fあがったところですが、とてもオシャレです。 f:id:knqyf263:20171207234305p:plain

ソファもたくさんあります。 飛行機のファーストクラスのような感じでとても広く、くつろげます。

テレビも各椅子に完備で最高です。 f:id:knqyf263:20171207235124p:plain

さらに漫画も大量にあります。 f:id:knqyf263:20171207235300p:plain

クッションが大量にある部屋もあります。 f:id:knqyf263:20171207235342p:plain

自分は結局この部屋で漫画を読みながらゴロゴロして2時間ぐらいいました。

食事をするところもあり、無限にくつろぐことができます。

一番良い点

2Fは他にもヨガする部屋があったり、カプセルホテルみたいに泊まれるところがあったり、何もかも最高なのですが中でも一番良いのは、

空いている!!

ということです。 1Fの温泉・サウナは超混んでいたのですが、2Fは日曜にも関わらず全然人いませんでした。恐らく地元の人は温泉だけ入って帰るのでしょう。

東京でよくスパに行くのですが、休日はとにかく混んでいます。席取りに必死でくつろぐ余裕は殆どありません。

それを考えると好きな場所でゴロゴロできて、漫画を取りに行って帰る間に他人に間違って取られる心配もなく、もう本当に最高です。

まとめ

湯らっくすはサウナや水風呂にこだわっており最高の温泉施設でした。
サウナに入ったあと整った状態で漫画読みながらゴロゴロするのはこの上なく幸せな時間です。 仮にサウナ好きじゃなくても、温泉にゆっくり入ったあと2Fでくつろぐのは楽しいと思います。 遠方から行く人は自分のようにケチって1Fだけにせず、最初から2Fの券を買いましょう!
湯らっくすのためにだけにまた熊本行こうと思います。

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Linux MintでApple Wireless KeyboardとMagic Trackpadを使ってみた

ブログ書くの相当久しぶりなんですが、たまには更新しようかと思います。
以前はKobitoが好きでQiitaに多く投稿していたのですが、家のメインをLinuxにしたらKobito使うの大変だしあんまりメリットがなくなったのでブログも書いてみるかーという感じです。すぐ辞めるかもしれませんが。。

概要

家のメインデスクトップをMacからLinuxに変更しました。
本当はiMac欲しかったのですが、さすがに値段的に厳しかったので同じスペックで圧倒的に安く買えるBTOパソコンで我慢しました。
ただ、仕事やラップトップはMacのままなのでLinuxでもAppleのキーボードとかトラックパッド使い続けたいなーという感じです。

あと最初は普通のキーボードを使っていたのですが、i3を使うときにWindowsキーをModキーにしてAltをCommandキーっぽく使っていたら押し間違いが多いし、少し慣れたらApple Wireless Keyboardが使いにくくなってMac使うときに困るし、ということで統一したくなりました。

環境

  • Linux Mint 18.1
  • bluez 5.37-0ubuntu5
  • Apple Wireless Keyboard
  • Magic Trackpad

参考

詳細

ハマると思っていたのですが、参考ページ通りにやったらすんなりといけて少し拍子抜けでした。 メモがてら残しておきます。

まず、自分のパソコンにはBluetooth機能がなかったので以下のアダプタを購入しました。 単にAmazonで一位だったから選んだだけで特に理由はないです。
Linuxで動くかわからなかったのですが、何とかなるだろうという軽い気持ちで購入しました。

Amazon | 【Newiy Start】Bluetooth4.0 USBアダプタ EDR/LE(省エネ) Windows10 apt-X対応 CSRスタック付属 ブルートゥース ドングル (抓み型) | Bluetoothアダプタ | パソコン・周辺機器 通販

次に参考ページ通りbluezを入れるのですが、Linux Mint 18 Xfceには元から入っていたのか、インストール済みでした。

# apt-get install bluez

認識されているか確認します。

$ hciconfig -a
hci0:   Type: BR/EDR  Bus: USB
    BD Address: [BDアドレス]  ACL MTU: 310:10  SCO MTU: 64:8
    UP RUNNING PSCAN ISCAN 
    RX bytes:3914528 acl:173416 sco:0 events:681 errors:0
    TX bytes:5957 acl:168 sco:0 commands:209 errors:0
    Features: 0xff 0xff 0x8f 0xfe 0xdb 0xff 0x5b 0x87
    Packet type: DM1 DM3 DM5 DH1 DH3 DH5 HV1 HV2 HV3 
    Link policy: RSWITCH HOLD SNIFF PARK 
    Link mode: SLAVE ACCEPT 
    Name: 'Name'
    Class: 0x0c0104
    Service Classes: Rendering, Capturing
    Device Class: Computer, Desktop workstation
    HCI Version: 4.0 (0x6)  Revision: 0x22bb
    LMP Version: 4.0 (0x6)  Subversion: 0x22bb
    Manufacturer: Cambridge Silicon Radio (10)

設定画面を起動します。 以下のコマンドを実行すればGUIで設定画面が表示されるので、適当に進めていけばOKです。

$ blueberry

キーバインドとかは直す必要がありますが、全く問題なく使えていてとても良いです。

まとめ

LinuxApple Wireless KeyboardやMagic Trackpadを使ってみましたが簡単でした。
Linuxのデスクトップで一番辛かったのは文字入力周りだったので、Macと統一できてかなり幸せになりました。
Commandキーしかないのでi3使うときに少し衝突するキーバインドがありますが、そこは何とかi3側を変えて乗り切ってます。

NetFlowコレクタの設定

以前NetFlowエージェントの設定をしたので(Open vSwitchでNetFlow設定 - knqyf263's blog)、今回はNetFlowコレクタの設定をしてみたいと思います。 使うのはnfdumpです。 基本的にmanページとか見れば全部書いてあることをまとめてみました。 つまり無意味です。

環境

NetFlowコレクタ
ツール:nfdump
OS:Ubuntu 13.10

NetFlowエージェントの設定

nfdumpのインストール

Ubuntuの場合はnfdumpがパッケージにあったのでapt-getするだけです。

# apt-get install nfdump

nfcapdの起動

nfdumpをインストールすると、他にも様々なパッケージがインストールされます。 その一覧は公式ページ NFDUMP に書いてあるので読んで頂ければ分かりますが、重要なのはnfdumpnfcapdです。 nfcapdはNetFlowのデータをキャプチャするdaemonで、収集したデータをdumpするのがnfdumpになっております。 ここではnfcapdの起動方法を説明します。

$ nfcapd -w -D -l ~/netflow -p 5566

-wをつけると一定時間で整形してファイルに書き出してくれる。-tでその時間を変えることが出来ます(デフォルトは5分)。-Ddaemonモードで起動。-lはファイルを書き出すディレクトリを指定できます。今回はnetflowディレクトリを作成し、そこに書きだすように指定しました。-pはポート番号で、以前NetFlowエージェントの設定で送信先ポートを5566にしたので、上記のように指定しました。

nfdumpの使い方

nfcapdを起動するとnfcapd.201401141350のようなファイルが書き出されます。 これらを表示するためにnfdumpを使います。 例えば以下の様なコマンドをうちます。

$ nfdump -r ./nfcapd.201401141350 -n 20 -o extended

-rで表示するファイルを指定します。-n 20はFlowの多い順Top 20を表示します。

基本的にmanページにsampleもあるので、色々試してみましょう。

virsh consoleの設定

virsh consoleの設定をすれば、virsh console <ホスト名>でコンソールをつかむことができます。 sshを入れ忘れた場合などに有効です。 例によってそのままやってみただけですが、メモとして残します。

環境

ホストOSはDebian 7.3で、ゲストOSはUbuntu 13.10のサーバー版とします。
また、Ubuntu 13.10のホスト名をhost01とします。

ホストOS:Debian 7.3(wheezy)
ゲストOS:Ubuntu 13.10 server
ゲストOSのホスト名:host01

参考サイト

KVMゲストOSへのコンソール接続設定 - jitsu102の日記
lost and found ( for me ? ): KVM: virsh コンソール接続 ( guest OS Ubuntu )

virsh consoleの設定

今回の作業は全てroot権限で行っています。

ホスト側の設定

VMシリアルコンソール接続があるか確認
# less /etc/libvirt/qemu/host01.xml
    <serial type='pty'>
      <target port='0'/>
    </serial>
    <console type='pty'>
      <target type='serial' port='0'/>
    </console>

上記のような記述があればOKです。 もしなければ、host01がシャットダウンされているのを確認してから、

# virsh edit host01

で上記の設定を追加してください。 私の環境ではデフォルトで入っていました。

VMの起動

上記設定の確認が終わったら、host01を起動します。

# virsh start host01

ゲスト側の設定

/etc/init/ttyS0.conf の作成

/etc/init/ttyS0.conf を新規作成します。 以下のように設定を書いてください。

# vim /etc/init/ttyS0.conf 
start on stopped rc RUNLEVEL=[2345]
stop on runlevel [!2345]

respawn
exec /sbin/getty -L 115200 ttyS0 vt102
ttyS0のスタート
# start ttyS0
ttyS0 start/running, process 1839
/etc/default/grubの編集

/etc/default/grubに以下の設定を追記してください。

# vim /etc/default/grub
+GRUB_CMDLINE_LINUX="console=tty0 console=ttyS0,115200n8"
+GRUB_SERIAL_COMMAND="serial --speed=115200 --unit=0 --word=8 --parity=no --stop=1"

動作確認

ここまでで設定は終わりなので、virsh consoleを試してみましょう。

# virsh console host01
Connected to domain host01
Escape character is ^]

Ubuntu 13.10 host01 ttyS0

host01 login:

こんな感じで出ていれば成功です。 ユーザ名とパスワードを入れてログインできます。 "Ctrl"+"]"で、ログアウトできます。

DebianでのIPマスカレード設定

以前の記事(KVM環境でVMを作成 - knqyf263's blog)でVMを作成しましたが、これでは192.168.122.0/24というプライベートなネットワーク内でしか通信できないので、外に出れるようにホストOSにIPマスカレード(NAT)の設定を入れてみたいと思います。

環境

ホストOSはDebian 7.3を使っています。 ホストOSにはインタフェースが2つあって、グローバルIPアドレスx.x.x.xとして、ブリッジインタフェースについているプライベートなIPアドレス192.168.122.1とします。

ホストOS:Debian 7.3(wheezy)
ホストOSのIPアドレス:192.168.122.1
ゲストOS:Ubuntu 13.10 server
ゲストOSのIPアドレス:192.168.122.11
ネットワーク:192.168.122.0/24

参考サイト

http://devnull.synergy-marketing.co.jp/2013/07/iptables-ip-masquerade/
Debian 7 の iptables と sshd の設定と IPv6 無効化メモ - 破棄されたブログ
Debian(squeeze)でのiptablesの設定 - epian-wiki

IPマスカレードの設定

今回の設定は全てroot権限で行っています。

iptablesの設定

iptablesにnatの設定

iptablesで設定を行います。 まず、iptables に nat テーブルを設定します。 -sオプションで送信元 IP アドレスを指定しています。 今回の設定では192.168.122.0/24の送信元IPアドレスの場合はアドレスが変換されます。

# iptables -t nat -A POSTROUTING -s 192.168.122.0/24 -j MASQUERADE
iptablesの設定確認

正しく設定が反映されているかを確認します。 通常はfilterテーブルが表示されるので、-t natでnatテーブルを表示します。

# iptables -t nat -L
Chain PREROUTING (policy ACCEPT)
target     prot opt source               destination

Chain INPUT (policy ACCEPT)
target     prot opt source               destination

Chain OUTPUT (policy ACCEPT)
target     prot opt source               destination

Chain POSTROUTING (policy ACCEPT)
target     prot opt source               destination
MASQUERADE  all  --  192.168.122.0/24     anywhere
iptablesの設定削除

設定が間違っていた場合や、不要になった場合は削除できます。 最後の数字は、チェインの中の番号(最初のルールを 1 とする)です。

# iptables -t nat -D POSTROUTING 1

iptables ルールファイルの作成

iptables-persistentを使って、iptablesの設定を保存します。

iptables-persistentのインストー

まずiptables-persistentをインストールします。

# apt-get install iptables-persistent

この時、/etc/iptables/rules.v4に現在の設定を保存するか聞かれるので、保存を選択すれば/etc/iptables/rules.v4に設定が保存されます。

iptablesの設定保存

更新があった場合や、インストール時に保存し忘れた場合などの設定は以下になります。 一応バックアップを取ってから設定を保存しています。不要であれば最初から下のコマンドを打ってください。

# mv /etc/iptables/rules.v4 /etc/iptables/rules.v4.bak  
# iptables-save > /etc/iptables/rules.v4
iptables-persistentの再起動
# service iptables-persistent restart

以上で終わりです。

KVM環境でVMを作成

前回(KVM仮想環境構築 - knqyf263's blog)、KVMのHypervisorのセットアップまでやったので、今回は実際にVMを作成してみたいと思います。 virt-managerを使ってGUI操作するだけなので特に難しいところはないです。

環境

ホストOSは前回構築したDebian 7.3で、ゲストOSにUbuntu 13.10のサーバー版を入れてみたいと思います。

ホストOS:Debian 7.3(wheezy)
ホストOSのIPアドレス:192.168.122.1
ゲストOS:Ubuntu 13.10 server
ゲストOSのIPアドレス:192.168.122.11 ネットワーク:192.168.122.0/24

VM作成

virt-managerの起動

これは前回の記事の最後と同じ内容になります。 Macの場合は、XQuartzを予めインストールしておき、以下のようにします。

$ ssh -X <サーバIPアドレス>

sshでログインしたあと、そこで以下のコマンドを打ちます。

$ sudo XAUTHORITY=~/.Xauthority virt-manager

これでvirt-managerが起動されます。

VMのisoを置くためのディレクトリを作成

$ sudo mkdir /var/images

VMのisoをダウンロード

Ubuntu 13.10 serverをダウンロードします。

$ cd /var/images/
$ wget http://releases.ubuntu.com/saucy/ubuntu-13.10-server-amd64.iso

virt-managerからVMを作成

virt-managerの左上に「新規」というボタンがあるので、それをクリックし、流れに沿って進めて行けばインストールできます。isoには先程の/var/images内のisoを指定してください。 途中、必要なパッケージをインストールすることが可能なので、SSHなどを入れておけば最初からSSHを用いてログインできます。 インストールが終わったあと、「開く」ボタンを押すとコンソールをつかむことができるので、インストール時にIPアドレスの設定などをやり忘れた場合は、ここで行ってください。

KVM仮想環境構築

今更ですが、KVMの環境構築についてまとめます。 というのも、ちょっとしたトラブルでHVが全て消えてしまって再構築が必要になったのに、きちんとした作業メモを残して置かなかったために現在苦労しているからです。 自分用なので簡易なメモになります。 とりあえずvirt-managerを起動するところまでのメモです。

環境

環境ですが、ホストOSにはDebian 7.3を利用しています。 OSを入れただけの状態で、インターネットにはつながっている状況を想定しています。 ホストOSとゲストOSのネットワークには192.168.122.0/24を使っています。

ホストOS:Debian 7.3(wheezy)
IPアドレス:192.168.122.1
ネットワーク:192.168.122.0/24

参考サイト

4.2. インストール
SL6.3でKVM構築

事前準備

KVMのインストールを始める前に、事前準備をします。 これはインストールの時の設定によるので、人によって違うと思いますが僕の環境でのメモなので一応残しておきます。

/sbinにパスを通す

.bashrcに次の行を追加。

$ vim ~/.bashrc
+export PATH=$PATH:/sbin
欲しいパッケージをインストール

好きなエディタをインストールしてください。今回はvimを使って設定していきます。 あとはページャとしてlessを入れました。ついでにlsb-releaseも。

$ sudo apt-get install vim less lsb-release

KVMのインストール

ではKVMのインストールをしてきます。

KVMに必要なパッケージをインストール

$ sudo apt-get install kvm libvirt-bin virt-manager sasl2-bin nfs-kernel-server

大量にパッケージがインストールされるので少し待ちます。

libvirtの設定

KVM仮想マシンの管理にlibvirtを使うので、libvirtの設定を行っていきます。

非セキュアなTCP接続を待ち受ける

後にlive migrationなどするために、TLS を使わずにベアTCP を使用します。 TCPを有効にし、TLSを無効にするため、/etc/libvirt/libvirtd.confに下記の設定を行います。 コメントアウトしてあるので、コメントアウトを外すだけでも良いです。

$ sudo vim /etc/libvirt/libvirtd.conf
+listen_tls = 0
+listen_tcp = 1

libvirtの設定を変えたので、さらにlibvirtdが起動するときのパラメータも変更します。 /etc/init/libvirt-bin.confのlibvirtd_optsの行に-lを加えます。

$ sudo vim /etc/default/libvirt-bin
- libvirtd_opts=”-d”
+ libvirtd_opts=”-d -l”
libvirt APIデーモンのアカウント設定

libvirt APIデーモンのアカウントを設定しますが、ここではtestとします。 コマンドを打つとパスワードを聞かれるので、強固なパスワードを設定してください。

$ sudo saslpasswd2 -a libvirt test
Password:
Again (for verification):
libvirtの再起動
$ sudo /etc/init.d/libvirt-bin restart

ホストOSのネットワーク設定

interfacesの編集

br0というブリッジインタフェースを作成し、そこにeth0を結びつけます。 この場合、eth0はただのパケットの通り道であり、UTPが通っているのと同じような状況なので、eth0にはアドレスはつきません。 eth0について既に設定があった場合はコメントアウトして以下の設定を追加してください。

$ sudo vim /etc/network/interfaces
+ auto eth0
+ iface eth0 inet manual
+       pre-up ifconfig eth0 up
+ auto br0
+ iface br0 inet static
+       address 192.168.122.1
+       netmask 255.255.255.0
+       network 192.168.122.0
+       broadcast 192.168.122.255
+       bridge_ports eth0
+       bridge_stp off
+       bridge_maxwait 0
+       bridge_fd 0
ネットワークを再起動
$ sudo /etc/init.d/networking restart

virt-managerの起動

サーバにsshでログインする際にオプションで-Xを使うことで、X Window Systemをローカルに飛ばすことができます。 簡単にいえば、KVMの設定画面が手元のPCでGUIで見れます。 Macの場合は、XQuartzを予めインストールしておき、以下のようにします。

$ ssh -X <サーバIPアドレス>

sshでログインしたあと、そこで以下のコマンドを打ちます。

$ sudo XAUTHORITY=~/.Xauthority virt-manager

これで手元のMacvirt-managerが見られれば成功です。